D750 レビュー

フルサイズ機がやってきた! Nikon D750 購入

投稿日:2016年8月27日 更新日:

この一週間ほどブログも書かずになりを潜めていました。なにをしていたのかというと、ずっとサイトやYoutubeでカメラの情報を集め続けては、はあ〜と溜息をついていたのです。

そしてついに私は今年になってなんと3台目となるカメラを購入してしまいました。

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それは、「いつかはフルサイズ」のNikon D750 です。

私は,24-120mmのレンズきっとを購入しました。

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センサーサイズとは

フルサイズというのは、センサーの大きさのことで、一般的なコンデジに比べて「やたらと大きい!」と思っていただけるといいと思います。対角線の長さが43mm位あります。下に,ネットの情報をもとに作成したサイズの模式図を上げています。

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3年ほど前に買ったSony Nex-5Rは、 APS-Cです。2年前に買ったNikonのD5300もこの規格です。Nikonでは、DXフォーマットと呼んでいます。

今年の3月に買ったPanasonicのG7は、APS−Cよりほんの一回り小さいマイクロフォーサーズです。

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今年の1月にかったPanasonicのLumix FZ1000は、さらにひとまわりちいさい1.0センサーです。もう売ってしまいましたけれども。

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一般的なコンデジのセンサーは一番内側の赤い四角の大きさです。フルサイズの5%くらいの面積です。

スマホのカメラのセンサーはそれよりさらに小さく,その面積で1000万画素以上もあれば,画質はその分落ちるでしょう。せいぜい500~800万画素程度で押さえておいたほうがいい写真が撮れそうです。

さて,こうしてみるとフルサイズセンサーがいかに大きいかお分かりと思います。

フルサイズは,広い面で光を受けるので、それは明るく緻密な写真を撮ることができます。また、ボケのある訴求力のある写真を撮ることができます。

ですから、フルサイズ機で写真を撮るというのは私にとっては夢のようなことなのです。しかしこれがまた思い通りになりません。価格がとても高いのです。フルサイズに合うレンズも大きくて広く、重たく、そしてやたらと価格が高い。まともに買うとフルサイズエントリー機種であっても本体とレンズで一ヶ月分の給料がぶっ飛びます。

そんなフルサイズ一眼を私は購入してしまいました。「悩み続けるくらいなら,人生一度きり,いっちゃえ!」と何者かが背中を押しました。

私はカメラをきちんと勉強してきたわけではありませんし、露出優先、スピード優先といわれてもまだピンと来ない程度のレベルです。すこ~しずつわかってきて、ダイヤルを「A」に合わせる(露出優先)ことができるようになってきたくらいです。

そんな私が、なんでフルサイズという、プロが使うようなカメラを買おうとするのでしょうか。

1.フルサイズを持っていたい!という所有欲

どうしようもない欲です。カメラをやるなら、いつかはフルサイズ。そのいつかがとうとうきてしまったのです。

学校に出入りのカメラマンさんがぶら下げているカメラにはよく目が行きます。そして「D700」などと書いてあるのを見ると,うらやましくなります。プロの方が仕事の道具として使っていらっしゃるのを見てうらやましがるのも変な話ですが,いいものを持ちたいという欲求は,プロアマ問いません。こうして,いつかは私も・・・という思いが強くなっていきました。

2.中途半端な選択でなく、一生もののカメラがほしい

とっかえひっかえいろんなカメラを使ってきました。そのたびに,「今度こそlもっと美しく撮れる!」と信じて買いました。

この調子では、私は新しいのが出るたびについ飛びついて買い続け,キリが無くなってしまうに決まっています。

「これだけのレベルのものがほしい」という気持ちに安易に妥協してしまい、中途半端なところでOKしてしまうので、気持ちをくすぐるほんのちょっとの機能の追加で、まんまと次のカメラを買わされてきました。

こういうことに終止符を打ちたい。「これでカメラを買うのはやめです」といいたい。そのために、自分の可能性を一段越えるよいものを買っておきたいと思いました。

はじめはフルサイズのエントリー機、D610あたりを買おうと思っていましたが、フルサイズならいいや、と妥協している自分の気持ちに気づき、もう一段上に狙いを定めました。D750です。エントリー機ではありません。ミドルクラス機と言われています。

3.暗所につよいカメラがほしい

3月に買ったPanasonicのG7はすごいポテンシャルを秘めたミラーレス一眼です。晴れた屋外での描写力はものすごいものがありました。

DSC05228

あまりによかったので、300mmの望遠をもう一本購入し、運動会の記録用として使いました。マイクロフォーサーズの300mmって、フルサイズ換算で600mm相当の望遠になります。これはすばらしい。

Panasonic マイクロフォーサーズ用 100-300mm F4.0-5.6 望遠ズーム G VARIO MEGA O.I.S H-FS100300

また、このカメラは4Kフォトが撮れるカメラです。記録をしたい一連の動きを4Kフォトで撮っておき、後から800万画素の絵に切り出すというフローで、記録用の写真作成用によく使いました。水鳥がはばたくところなど、ビデオで撮っておいたものを後から切り出せば、すごい一瞬を残すことができます。

P1000686

P1000666

ところが、やはりAPS-Cセンサーより一回り小さいセンサーなので、暗所にはどうしても弱いのです。

教室など明るさが充分でないところでは色の劣化が顕著にでてきます。小さな粒がたくさんでてくるのです。粒が密集して絵を作っているのだということがとてもわかるくらいに目立ちます。

等倍にしなければまったく目立ちません。記録用ですから、せいぜいA4の紙の半分くらい(A5)程度でしか使用しません。したがってそのくらいの大きさなら実はまったく問題になりません。

しかし、僕がこれがどうも受け入れられません。

Lumix FZ1000を売ってこのG7を買ったのも同じ理由だったのです。教室内で撮る記録写真のつぶつぶががまんできないのです。G7に変えてマイクロフォーサーズの画像素子となり、少し大きくなったのですが、まだまだでした。

やはり大きなセンサーのカメラがほしいなあ・・・APS-Cセンサーでは,はもうNEX-5Rを持っているので、どうせならフルサイズ・・・とこういう意識の流れになりました。フルサイズなら、センサーが広い分たくさん光を取り込めるので、暗所でも十分質の良い写真を撮れると思いました。

G7は記録用としては全く問題がないので、今後も主に4Kフォト用として使っていきます。

4.カッシャーンのシャッター音がほしい!

これはまあ、どうでもいいことですが、一眼レフならではのシャッター音がやっぱりほしい。ミラーレス一眼ではどうしてもこのシャッター音は味わえません。

こんなの、もういちどいいますがどうでもいいことです。でもやっぱり、どうでもよくないのです。

ミラーレス機の小ささと便利さに敬意を評しつつも、一眼レフ機のシャッター音とその感覚を味わうためには、「重くて持ち歩くのも嫌」ということ自体にまた価値が有るよう思えてくるのです。

シャッター音がほしいならば別にフルサイズでなくたっていいのですが、今回「シャッター音、いいなあ。やっぱり一眼レフも持っていたいなあ・・・どうせなら前から欲しかったフルサイズ・・・」という気持ちになったきっかけなのでこちらに書きました。

今後どのようにカメラを使い分けていくのだろうか

現在所有しているカメラは、

  • NikonD80 APS-C(DXフォーマット)
  • SONY NEX-5R (APS-C)
  • Panasonic G7 (APS-C)
  • NikonD750 フルサイズ(FXフォーマット)
  • iPhone6Plus

です。

D80

D80は2006年に買ったAPS-Cのデジタル一眼カメラです。キムタクの「スゲー・カッケー」のCMが記憶に残るところです。サイズは800万画素で動画も撮れませんが、写真としての実力はすばらしく、私はこのカメラで撮った写真の色がとても好きです。奥行きとか空気感とか、そういうものを感じさせるのです。やはり一眼たる所以でしょう。今は息子に貸し出しており、何やら一生懸命撮っているようなのでとりもどすのはやめにします。所有はしているけど、手元にはない、というカメラです。

d80

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NEX-5R

NEX-5Rは、旅行用、散歩用、ちょっとしたお出かけ用として使うことになりそうです。この夏、いくつかの研究会であちこち訪れましたが、さすがにG7は持って行きませんでした。NEX-5Rを持って行ってよかったと思っています。小さくてもAPS-Cです。レンズはことさら明るいわけではありませんが、センサーの大きさが補ってくれて、少し暗くても表現力のある写真をつくってくれます。

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また、このNEX-5Rは動画用としてもすぐれています。数年前には多くのYoutuber御用達だったカメラです。私も記録用動画をこれでたくさん撮りました。

静止画、動画双方に優れ、持ち歩きにも適したスーパーカメラです。

残るG7と今回買ったD750、そしてiPhoneが主力となっていきます。これをどうするのか。

仕事では・・・

授業の記録などには、おそらくG7,D750の2台もちとなるでしょう。動きの一瞬を捉えるためにG7の4Kフォトを使って撮影し、ここぞという一瞬を切り取れる体制を作ります。そしてところどころをD750で高品質静止画として残しておきます。

このような使い方になっていくと思います。

iPhoneは、時系列のログ用としての撮影になります。

プライベートでは・・・

親戚よりだとか、友達とのパーティーなどで活躍してくれたらいいと思います。4Kフォトでの動きのある一瞬が必要となることはあまりないと思われるので、ここはD750一択できれいな静止画を残しておきたいと思います。

地域のイベントなどにでかけていきたいと思っています。これまでは仕事でつかうばかりだったのですが、せっかくよいカメラを立て続けにかっているので、いろんな撮影シーンを経験してみたいのです。といっても、これまであまりイベントにでかけたことはありません。この点、経験値が少なく、何がどこで行われているのか、どんな機材をどのように持って行ったらいいのか、などよくわかりません。市政だよりなどをみながらイベントをさがして、自転車にでも乗って撮影にいってみようと思っています。

Youtubeにカメラちゃんねるをつくってみたいと思っています。D750 を購入する前にYoutubeなどでいろいろ調べました。するととてもすばらしいチャンネルを見つけました。Imagenica by yuko というD750 で撮影した写真や撮影の仕方などを紹介しているちゃんねるです。

Yukoさんという素敵な方が、公園や、寺、海外、名所、航空ショーなどさまざまな撮影シーンに出かけて行ってD750 で撮影した画像を見せてくれるのですが、撮影している自分自身を別のカメラで撮影して動画のコンテンツの一部にしています。これをみていると、私もあちこちに出かけて行って撮影し、それを一本の動画にしてみたいという気持ちが強く湧いてきました。せっかく高価なカメラを買ったのですから、どんどんいろんなことに挑戦していきたいです。

カメラもレンズも、買えば買うほどもっと先へもっと先へと気持ちが進み,、いわゆる「沼」というやつに落ち込んで行きがちです。私もこれまでの経歴から考えればそうなっていってもおかしくないなと思います。

でも、これからは、それをちゃんと形につなげていきたいなと思っています。今のままではただの機械オタクですから・・・。

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