jetdaisukeのカメラ講座です。
・
この方の動画、モノをよく紹介してくださるのですが、語り口調が気に入っていてよく見ます。
この方は音楽アプリによる作曲にも精通してらっしゃるのですが、カメラなどデジタル製品がすごく詳しい。今回カメラ講座が再開ということなので見てみましたら、これまでわかったようでわからなかった「シャッター優先」「絞り優先」ということが実によくわかりました。
これまで、その違いはしっていたけど、「だから何?」「どんなところで使うの?」という疑問がわいてきて、なかなか使おうという気になれなかったのですが、今回「ははぁ・・・」と腑に落ちたのでふらっと外に出てNex-5Rをもって写真をとりに出てみました。
ソニー ミラーレス一眼カメラ α NEX-5Rズームレンズキット ブラック NEX-5RL/B
絞り優先は、とまっているものによい
本当かどうかわかりませんが、今回そういうことなのかと理解しました。
絞り優先では、「私が」絞りを決めればカメラがそれに合うシャッタースピードを決めてくれます。
これまでは「だから何」状態だったのですが、「ああそうか。被写界深度、つまりボケをうまくつくるために調節するんなら、止まっているもののほうがいいんだろう。花とかモノとか・・・」というように理解したんです。
それでとってみました。モードは「A(絞り優先)」です。
絞りF4とF25
上がF4。したがF25と最大にしたものです。F4の方のシャッタスピードは1/100、下のF25の方のシャッタースピードは1/60となっていました。つまり、絞りF4の方がシャッタースピードが速い。それだけ光が多く入ってきているということなので絞りは開いてるんですね。僕は数値が多いほうが絞っているのか開いているのかさえ、よくわからなかったんです。
旬のあじさいでもとりくらべ
これが絞りをF4にしたものです。
こちらがF22でした。
やはりF4の背景はきれいにボケています。
やってみてようやくというか、やった腑に落ちました。
絞り値を下げたほうがボケるわけですね。
これまではボケの方をカメラ頼みにしていたので、今後、花などとまっているものは絞り優先「Aモード」で撮るようにしてみようと思いました。
シャッタースピード優先は動いているものによい
・・・と勝手に判断しました。
スピードを自分で決めるモードですから、動いているものを撮るときにスピードをぐんとあげてやれば、しぶきのつぶ一つ一つまで見えるように撮れるわけだし、逆にさげてやれば水の流れのように動いているものを、ひとすじの線になったように撮ることができるというわけです。
今回、また花を撮ったわけですが、風でぐいぐいと動いていたので之ワイワイとばかりにシャッター優先「S」モードにして撮りました。
これです。
こちらは1/2000という速いスピードで撮ったもの。
こちらは1/100まで遅くしたもの。
さほどかわりません。花は結構動いてたんですけど、1/100くらいでも十分に撮れるくらいの動きだったんですね。
今度はもっと動きの早いものを選んで撮ってみたいと思います。
僕は、シャッタースピードをかえたら絞り値が変わってくれるのかなと思ってました。そして後ろがぼけてくれるのかなと思ってました。
するとどちらも絞りはF4.5で同じ。
何が違うのかみてみたら、IDO感度の方がかわってました。
シャッタースピード1/100の方のISO感度が200であるのに対し、
1/2000の方はなんと3200!
だから明るさがそう変わらないように見えるし、絞り値もかわってないんですね。
ISOを固定するといいのかもしれません。
このへんは今後の研究です。
こういうことを考えて撮ると、これまでのおまかせと違ってさらに写真が面白くなるなと思います。
まとめ
今回少し「腑に落ちた」わけですが、実を言うとはじめて一眼レフカメラを買った1991年依頼、20数年、シャッター優先と絞り優先の違いは知っていることは知っていたわけです。
それでも、なぜこれまで自分がこの違いをわからないものだと思い込んで、その機能を使おうとしなかったのかというと、こういうことかなと思います。
理屈はしっていたが、用途を知らなかったから知っているという気になれなかった
「なんに使うか、どのように使うか」ということを知っていて初めて使えるし、使っているうちに理屈がさらにしっかりと理解できていくのだと思います。